- 不登校中って何したらいいの?
- どうしたら学校に行けるようになるの?
- 家で勉強させるには?
- 友達と遊んだり家から出れるようになってほしい…
こんな悩みはありませんか?
私も息子が不登校になり、将来が心配でした。
でも息子と過ごしてわかったことがあります。
それは心の傷が回復しなければ何もできない。逆にいえば心の傷が回復すればなんでもできるということです。
心の傷が回復して元気になれば、笑顔も戻ります。
勉強も友達付き合いも、高校受験だってできるんですよ。
息子は中1から中3まで不登校でした。
ひどい時には引きこもり状態だった息子が、今では週3回高校に行って放課後や休みの日は友達と遊びにも行くようになりました。
不登校になった頃は、息子がこんなに元気になる日が来るとは想像も出来ませんでした。
今回は不登校中におすすめの家での過ごし方を紹介します。
- 不登校中は家でどんなふうに過ごすのが良いのか
- 具体的な家での過ごし方
について息子の場合を紹介しながらわかりやすく解説していこうと思います。
家にいる時間を楽しむことが子どもの心を回復させ、元気や勇気が学校復帰や社会復帰につながります。
不登校の中学生への対応に困っているママにむけて書きますので興味があれば読んでもらえると嬉しいです。
不登校になったらまずは家でしっかり休むのが大事!
学校に行けなくなって子どもが落ち込んでるんです。
不登校になっってしまったら、まずはしっかり休みましょう!
不登校になってすぐの頃は、本人も複雑な気持ちです。
学校を休めてホッとしていると同時に学校に行けないことを心配していたり、行けない自分に怒りや悲しみを感じています。
- 布団や部屋からなかなか出て来ない
- 急に怒ったり、泣いたりする
- 落ち込んで元気がない
- 何もしない、何をしても楽しめていない
この時期はこんな状態になることが多いです。
この時期にためしてほしい過ごし方はこちら
- 寝る時間、起きる時間を気にしないで心を休ませる
- 子どもが好きなこと、やりたいことをできるように
まずは学校に行けなくなるほどたまった心の疲れを取ろう!
起きる時間、寝る時間を気にしないで心を休ませる
起きる時間や寝る時間にこだわらず自由に過ごすのがおすすめです。
不登校になると
- 悩みや不安で眠れない
- 心と体が疲れていて起き上がれない、布団から出られない
こんな理由で夜眠れない、朝起きれないという状態になります。
これはなまけて布団から出てこないわけではありません。
精神的な疲れで学校に行こうとすると頭が痛くなったり、お腹が痛くなることもあります。
朝起きられないのは、なまけや甘えではないことを理解しておくのが大切ですね!
朝起きられない、夜寝られないことを注意されると自信をなくしたり自分を責めたりしてしまうので注意しましょう。
なるほど…でも生活リズムが乱れそうで心配…
この時期は昼夜逆転することもありますが気持ちが落ち着いてくれば治りますので大丈夫ですよ。
朝は無理に起こさなくていいんですね。
まずは規則正しい生活よりもストレスや不安を減らすことに集中しましょう。
安静にしてゆっくり休んでいると心が回復してきますよ。
しっかり休めるようにサポートしてあげましょう。
疲れがたまっている時は安静にですね!
息子は夜眠れない日が多かったです。
眠れない時にはタブレットでYou Tubeを見ていたのですが視力が心配で途中から音楽をずーーーっと流して聴くことにしました。
この時期に音楽を聴いたのがとても良かったと息子も言っていました。
電気も消せるので気づいたら眠れていて重宝しました。
子どもが好きなこと、やりたいことをできるように
ゆっくり休むことの次に大切なのは好きなことをさせてあげることです!
好きなことは何でもいいんですか?
子どもが自分でやりたいこと、できることならなんでも大丈夫です!
たとえば
- テレビを見る
- 動画を見る
- 音楽を聞く
- ゲームをする
- マンガを読む
などなんでも大丈夫です。
子どもが自分からやろうとすることはストレスを減らして心を回復させてくれます。
嫌なことを忘れる時間が子どもを回復させてくれます。
テレビやゲームがストレス発散になってることもあるんですね!
この時期には、とにかく安心できる環境で心を休ませることと、勉強と学校の心配をしすぎないことを目標にしましょう!
焦らずゆっくり回復できるようにサポート!
少し表情が明るくなってゴロゴロしている時間が減ってくる
この頃の子どもの様子は
- 表情が明るくなって家では笑顔も出るようになった
- まだ外にはあまり出ない
- 暇そうだけど勉強はしない
この時期は子どもの好きなことや興味のあることをさらに広げたり、楽しんだりして元気を取り戻すのが大事です。
お子さんが「やってみたいなー」と思うことならなんでもいいです。
元気そうなのでそろそろ学校にも行ってほしい…
体調が落ち着いてくると学校に行けるかも!と期待してしまいますよね。でも元気そうに見えても子どもはまだ回復中!
焦らずに過ごしましょう!
まだ回復中なんですね…。焦らないようにします。
この時期は興味のあること、好きなことで元気をチャージしましょう。
たとえば
- 音楽が好きな子 ⇒ 音楽を聴く、楽器を弾いてみる、ライブ映像を見る
- 物を作るのが好きな子 ⇒ 工作する、絵や漫画を書く、手芸する、アクセサリー制作、プラモデル制作
- 映画やドラマが好きな子は ⇒ 映画やドラマを見る、好きなジャンルをたくさん見る
- 本が好きな子 ⇒ 好きな本をたくさん読む
- 運動が好きな子 ⇒ スポーツ観戦、ヨガ、ダンス、室内自転車など室内でできる軽い運動
- 料理が好きな子 ⇒ スイーツや家族のお弁当作り、ご飯のお手伝い
- 宇宙が好きな子 ⇒ 天体観測、宇宙について調べる
趣味は1つにこだわらず2、3こあってもいいですね!
なかなか学校に行かないとモヤモヤしてしまいますが、やりたいことがあるのは元気になってきている証拠です!
最近は楽器や絵の描き方もYouTubeで解説チャンネルがあったりするので、やり方がわからない時は見てみるのもいいですね。
YouTubeなら無料なので家計にも優しくて始めやすいです。
時間があれば子どもの好きな映画や動画、子どもの好きなゲームや歌を一緒に見て学校や勉強とは関係のない話をするのもいいですね。
我が家では家族そろってU-NEXTで映画やドラマを見ていました。
家では元気そうに見えても心は回復している途中
でもやっぱり元気にしていると学校に行けるんじゃないかと思ってしまいます…
たしかにそうですね。
家でゆっくり休んで心が落ち着くと少し回復しますが、学校に行にはかなりの気力と体力が必要です。
また本人が「明日は行けるかも」と思っても朝になったら「やっぱり行けない」ということも多いです。
何日か休んだら行けるようになる子もいますが、大切なのは本人のペースを大事にすることです。
不登校中に家で好きなことをするのが外に出る勇気になる
好きなことを楽しむのは外に出るきっかけにもなります。
たとえば、
- 家で運動やスポーツ観戦しているなら実際の試合を見に行く
- 絵を描くのが好きなら博物館や美術館
- 運動が好きな子なら運動ができるキャンプ場や山登り
- 好きな楽器や歌があれば楽器ショップやコンサート
- ユーチューバーや推しの歌手がいればライブやグッズを買いに
など好きなことをきっかけに外に出られるようにもなります。
本人の興味があることなら外に出るのも誘いやすいし、本人も出かけやすいのでおすすめです!
僕は本が好きだから本屋さんなら行けたよ!
キャンプも学校から離れたところなら楽しい!
息子も自分の欲しいものの買い物なら出かけられたので出られる時は少し外に出ていました。
YouTubeの推しのグッズがネットで売り切れた時には自分から「ここに行きたい」ということもありました。
行ったことのないお店だったので驚きましたが良い機会だなと思ってあえて車ではなく公共機関で行ってみました。
帰りに公園で一緒にスタバを飲んだ時には「元気になったな~」としみじみ感じました。
息子が甘くてもう飲めない…と残りを持って帰ったのも良い思い出です!
そんな感じで進んだり戻ったりしながら少しづつ元気になっていきました。
外に出かけられるようになると
- 相談支援教室やフリースクールの見学
- 習い事や塾の見学
など行ける場所が増えてきます。
息子も少しづつ外に出られるようになって、今では
- フリースクール
- ピアノ、速読、パソコンの習い事
- 学校のテスト日だけ別室登校
こんなに出かけるようになりました。
好きなことを楽しむと勉強も頑張れるようになる
でもやっぱり勉強の遅れが心配…
学校に行けなくなった分、家でやらなくてはと焦ってしまいますよね。
そうなんです…
勉強はどうしたらいいんでしょうか?
勉強は少しづつ焦らずマイペースに再開するのがいいと思います。
不登校になって心配してしまう勉強の遅れ。
でも焦って元気がないうちに勉強しても集中できなかったり、やる気が出ない子が多いです。
元気がないうちから勉強を始めるよりも勉強する体力と気力がたまってから始める方が効率が良いと私は思います。
息子もフリースクールに行けるようにになったころから勉強を再開しました。
本人が勉強の遅れを心配している場合は無理しない程度に勉強を再開してもいいかもしれません。
家で勉強するなら息子もやっていた通信教育の「すらら」がおすすめです。
まとめ:不登校になったら家で何して過ごす? ⇒ 子どもがやりたいこと!
不登校中は子どもがやりたいことを楽しむのが一番です。
好きなこと、興味のあることなら何でも!
たとえば
- ゲームをする
- テレビを見る
- 映画を見る
- 買い物に行く
- 動画を見る
- 音楽を聞く
- 絵を書く
- 工作する
- 読書をする
- 運動をする
- 料理をする
辛いことしかなければ頑張れませんが、楽しいことや好きなことがあれば生きる力になってくれます。
好きなことも楽しめない、何もする気になれない時はまだ心の回復に時間が必要なのでゆっくり休めるようにしてください。
心の傷も体の傷と同じなので安静にして傷口が治るのを待ちましょう。
不登校の子を見守り、待つ時間は長く感じますが、必ず回復してくれるのでお子さんを信じてみてください。
楽しいと感じながら過ごすことが心を回復させてくれます。
勉強や学校復帰は、好きなことで体力と気力が回復してからで大丈夫。
学校に行けない ⇒ 学校に行かないなら時間がたくさんある! ⇒ どうせなら学校ではできないことをしよう!
とポジティブに考えて毎日を楽しむことが大切だと思います。
学校での悩みを忘れて好きなことを楽めるようにしましょう。