高校受験が心配…
不登校でも行ける高校はあるの?
不登校で出席日数がなくても高校は選べるよ!
不登校だと行ける高校がない、高校受験には出席日数や内申点が絶対必要!と思っていませんか?
私も出席日数や内申点がない子は、高校受験どうするの?と思っていました。
中学校に行けなくなったら、高校も行けない、それってこれからどうするの!?と不安な人に向けて不登校生の高校進学について紹介します。
出席日数や内申点がなくても、全日制高校・通信制高校・定時制など行ける高校はたくさんあります。
高校の進路に迷っている、不登校でも行ける高校を知りたいという人は、ぜひ読んでみてくださいね!
不登校生の高校選び経験者のアンケート結果も紹介するよ!
不登校でも行ける高校はある!
出席日数がなくても行ける高校は3種類あります。
- 全日制高校
- 定時制高校
- 通信制高校・サポート校
ひとつづつ紹介していきます。
全日制高校
全日制高校 | |
日数・時間 | 平日毎日・昼間 |
特徴 | 不登校枠・オープン入試 |
メリット | 普通の高校生活が送れる |
初年度の年間費用 | 公立、約25万円/私立、約75万円 |
- 毎日朝から学校に通う自信がある
- 学力が落ちていない
- 部活動や行事に積極的に参加したい
公立高校を目指す場合、内申点をカバーする学力が必要なので、学力がある子なら合格を目指せます!
不登校で出席日数がない場合は、不登校枠やオープン入試を利用しましょう。
公立の全日制高校では、一般入試のほかに「不登校枠」とよばれる制度があります。
不登校枠とは、出席日数などの書かれた調査書を合否の対象にしない、個人的に面接を行うなどの配慮を受けられる受験方法です。
受験する場合は、調査書のかわりに自己申告書等の書類(出席日数がたりない理由、志願した豊富など)を提出します。
自治体によっても違うので学校に確認しよう!
私立の全日制高校では、当日の試験結果を重視する「オープン入試」を採用している学校もあります。
オープン入試は、調査書の内容を加点しせずに、入試当日の試験結果のみで勝負できるよ!
私立の全日制高校は、学校によって試験教科数や受験方法が違うのが特徴。
得意な教科があるなら、点数が取りやすいですね。
全日制高校を受験する場合は、家庭教師や塾、受験対策のある通信教育がおすすめです。
定時制高校
定時制高校 | |
日数・時間 | 平日毎日・午前/午後/夜間 |
特徴 | 学力審査がない事もある 通う時間を選べる 4年通う |
メリット | 1日の授業時間が少ない |
初年度の年間費用 | 公立、約7万円/私立、約50万円 |
- 短い時間なら毎日通える
- 4年通うことに抵抗がない
- 働きながら通いたい
定時制高校も、内申点や出席日数がなくても進学できます。
定時制高校は、1日の授業時間が短いので不登校の子にとって負担が少ないのがメリットです。
基本的に4年で卒業する子が多いですが、授業時間を調整し、3年で卒業することも可能です!
やる気があれば3年で卒業できるんだね!
やんちゃな子や昼間に仕事をしている大人が行くイメージが強いですが、現代は不登校生の選択肢としても人気です。
午前、午後、夜間と3部制になっている学校が多く、ライフスタイルにあわせて学習時間を選択できます。
日中に通える定時制高校も増えてるよ!
入試は学力検査がある学校が多いですが、面接や作文だけの場合もあります。
人気の定時制高校は、学力試験で合否が決まるので注意しましょう。
定時制については、フリースクールや教育相談の人がくわしいよ!
気になる定時制高校があればホームページを確認してみましょう。
定時制高校に行ってる人や行ってる人の知り合いがいれば雰囲気を聞いてみるのがおすすめです!
僕はフリースクールの先輩やスタッフさんに雰囲気を聞いてたよ!
短い時間なら毎日通学できそう!っていう子は定時制高校も選択肢に入れてみましょう。
通信制高校
通信制高校 | |
日数・時間 | 通学日数を自由に選べる |
特徴 | コースが豊富 レポート提出、スクーリング登校がある |
メリット | 通学する・しないが選べる 途中でコースを変更できる |
初年度の年間費用 | 公立、約5万円/私立、約25万円 |
- 通学の回数が少ない方がいい
- 自分のタイミングで勉強したい
- 専門的な勉強がしたい
- 集団生活が苦手
通信制高校は、出席日数や内申点がなくても進学できます。
また不登校だった子も多いので、友達を作りやすいのもメリットです!
お互いに気持ちがわかるから話が合うし、友達になりやすいよ~!
登校回数や勉強の仕方は、学校やコースによってさまざま。
通学回数や勉強スタイルを自由に選べるのがポイントだよ!
- 通学するか、しないかを選べる
- ネットコース
- オンライン通学コース
- キャンパス通学コース
- 登校日数も自由に選べる
- 年間7日~9日
- 週1回
- 週3回
- 週5回
- 通学するかしなか選べる
- ネットスタイル
- キャンパス通学スタイル
- 登校日も自由に選べる
- 年間20日
- 週1回
- 週3回
- 週5回
通学の日数を自由に選べるから、自分のペースで通える!
一番のメリットは、年に何度かコースを変更するチャンスがあること!
毎日通学したい!と週5回の通学コースで入学してから「やっぱり体力的に辛い…」と感じたら学年途中で週3回や週1回、ネットコースにも変更できます!
もちろん週1回コースで入学して慣れてきてから、週3回コースに変更するのも◎
通信制高校はコースが豊富なのも魅力!
- アニメ、漫画
- ゲーム、eスポーツ
- ITプログラミング
- 医療事務
- メイク美容
- 声優、タレント
- 大学進学
- デザイン
- 動物
など…
学校によっていろんなコースがあるので、やりたいことが見つかるかも!
学習時間を自由に選択できるので、毎日通学する自信がない子も安心!
通信制高校を選ぶ時には、一括資料請求が便利!
サポート校
通信制高校に通う生徒の勉強・生活・精神をサポートして、3年間で卒業できるように支えてくれる学校です。
利用するかしないかは字通なので、通信制高校に行くなら必須というわけではありません。
サポート校 | |
利用する・しない | 利用するかしないかは自由 |
特徴 | 通信制高校に通う子のフォロー 高校卒業資格は取れない |
メリット | 1人ひとりに対して丁寧な支援 |
初年度の年間費用 | 約50万~ |
サポート校は、通信制高校を無理なく継続できるように支援してくれる、通信制高校とは別の機関です。
サポート校だけでは高校卒業資格がとれないので注意しましょう。
サポート校の初年度にかかる費用は、50万~とけっこう高額ですが、サポート校は1人ひとりに対して丁寧な支援があるのがポイント!
費用に関しては高等学校の学費を国が一部負担してくれる「高等学校等就学支援金制度」も確認しておくと安心です。
サポートが手厚い通信制高校ならサポートがなくても大丈夫!
東京都の学校
東京都には全日制高校、定時制高校、通信制高校とはちがう特徴をもった学校があります。
- チャレンジスクール
- エンカレッジスクール
- トライネットスクール
チャレンジスクールは不登校や高校中退の子を支援する学校です。
授業時間は原則午前、午後、夜間の3部制。
入学時に学力検査や調査書は必要ありません。
作文と志願申告書、面接があって学習意欲があるのかを重視するよ!
留年はなく、最長6年在籍できます。
自分のペースで勉強できるね!
チャレンジスクールは、7校あります。(令和5年9月現在)
- 東京都立大江戸高等学校 (江東区)
- 東京都立小台橋高等学校 (足立区)
- 東京都立桐ヶ丘高等学校 (北区)
- 東京都立世田谷泉高等学校 (世田谷区)
- 東京都立稔ヶ丘高等学校 (中野区)
- 東京都立六本木高等学校 (港区)
- 東京都立八王子拓真高等学校 (八王子市)
エンカレッジスクールは「励ます」や「力づける」といった意味あいをもっている学校です。
学習面だけでなく生活面や進路についてのサポートが手厚いのがメリット!
- 担任は、1クラスに2人配置
- 少人数授業の教科もある
エンカレッジスクールの特徴
- 午前は国語、数学、英語などの30分授業
- 午後は体験学習や選択授業教科がある
選択授業で好きなことを勉強できるのはいいね!
入学時に学力検査はなく、調査書、自己PRカード、個人面接、小論文、実技などで合否が決まります。
全日制高校のサポートが手厚くなったバーションって感じだね!
現在6校あります。(令和5年9月現在)
- 東京都立足立東高等学校 (足立区)
- 東京都立蒲田高等学校 (大田区)
- 東京都立中野工業高等学校 (中野区)
- 東京都立練馬工業高等学校 (練馬区)
- 東京都立東村山高等学校 (東村山市)
- 東京都立秋留台高等学校 (あきる野市)
トライネットスクールは、インターネットを使って学習するスタイルの学校です。
月2回程度スクーリングがあるよ!
都立高校ネットワークを使って商業高校や工業高校などの専門科目を受けられるので、自宅にいながら専門知識を身につけられるのが魅力です。
入学時は面接と作文で合否を決定するので、学力検査と調査書は必要ありません。
通信制高校みたいだね!
不登校でも行ける高校を選ぶポイントは?
高校ってどうやって選べばいいの?
みんなは何で選んだのか聞いてみたよ!
不登校生の高校選び、先輩方は何で決めたんだろう?と気になったのでツイッターでアンケートを取りました!
96人がアンケートに答えてくれました!
アンケートでは「子どもに合うかを重視した」という人がダントツで多かった!
子どもに合うかどうか 76%
アンケートの結果では、子どもに合うかどうかで選んだが76%でダントツの1位でした!
子どもに合わない学校を選んでしまうと、また不登校になってしまうこともあります。
高校を選ぶ時には、子どもが通えそうか、授業スタイルは合っているかなど本人と話し合って決めていくのが良いですね。
全日制高校 | 定時制高校 | 通信制高校 | |
---|---|---|---|
入学試験 | 公立5教科・私立3教科 | 学力審査・面接 | 書類選考・作文・面接 |
年数 | 3年 | 4年 | 3年 |
学習方法 | 教師による対面授業 | 教師による対面授業 | 動画授業+レポート作成 |
登校日数 | 週5日 | 週5日 | 自由 |
通学時間帯 | 朝から | 午前・午後・夜間 | 学校による |
コメントでは、子どもの決めた進路を応援したという意見が多かったです。
実際に学校に行くのは子ども達なので、子どもの意見を1番大切にしたいですね。
我が家も、息子が行きたい学校に決めたよ!
この学校が良い!
通学の回数で決めた 8.3%
通学の回数で決めたという人は、8.3%でした。
学校によって登校日数や通学の時間帯が違うので、子どもが通いやすい学校なら安心ですね。
全日制高校 | 定時制高校 | 通信制高校 | |
---|---|---|---|
登校日数 | 週5日 | 週5日 | 自由 |
通学時間帯 | 朝から | 午前・午後・夜間 | 学校による |
全日制と定時制は、月曜日から金曜日までの毎日登校。
通信制高校は、年間で数日、週1日、週3日など登校日数を自由に選べますよ!
通学時間や交通手段も忘れずに確認!
通信制高校のネットコースでも、スクーリングに行くキャンパスが通いやすい場所にあるか確認しておくのを忘れずに!
僕は週3回通学してるよー!
行事やコースで決めた 8.3%
行事を楽しみたい!興味のある勉強をしたい!そんな子は、行事やコースで学校を選ぶのもおすすめです!
- どんな行事があるのか
- 行事は多いか
- 興味のあるコースはあるか
みんなでイベントを楽しみたいみたい…
そんな子は、行事の多い学校がおすすめ!
定時制や通信制高校でも行事に力を入れている学校がありますよ。
興味のある勉強ができる学校なら、楽しく通える子も多いです。
通信制高校ならコースも豊富!
学校によっていろんなコースが用意されています。
- アニメ、漫画
- ゲーム、eスポーツ
- ITプログラミング
- 医療事務
- メイク美容
- 声優、タレント
- 大学進学
- デザイン
- 動物
など…
僕はプログラミングのある学校にしたよ!
やりたいことが明確に決まっているのなら、専門性に特化したコースを選ぶのもいいですね。
費用・学費は高くないか 7.3%
高校を選ぶ時に必ず確認しておくべきなのが入学金や授業料、その他経費などです。
地域や学校によって、費用にはかなり違いがあります。
同じ全日制高校や定時制高校でも、公立か私立かによっても費用が大きく変わります!
高校の種類 | 初年度の年間費用 |
---|---|
全日制高校 | 公立 25万~ 私立 75万~ |
定時制高校 | 公立 7万~ 私立 50万~ |
通信制高校 | 公立 5万~ 私立 約25万~ |
学費以外の費用も確認しておきましょう。
- 制服代
- 給食費
- 修学旅行費
高等学校の学費を国が一部負担してくれる「高等学校等就学支援金制度」も確認しておくと安心!
通信制高校の学費はパンフレットで比較するのがおすすめ!
⇨カンタンに通信制高校の費用を比較できる一括資料請求サイトを紹介!
不登校でも行ける高校|進学率は?
中学が不登校でも、高校への進学率は年々増加傾向にあります。
中学校卒業後の高校進学率 | 20歳現在の就学・就業状況 |
---|---|
高校進学 85.1% | 進学 34.5% |
高校中退 14.0% | 就職 27.8% |
働きながら進学 19.6% | |
なにもしていない 18.1% |
文部科学省の調べによると、平成13年度に行われた不登校経験者の高校進学率が 65.3% だったのに対し、平成26年度の調査では 85.1% まで増加していることがわかりました。
約 20% も増加していますね!
高校中退率は、 37.9% だったのが 14% とか減少!
高校卒業後に進学する人も34.5%と多いです。
不登校でも行ける高校はたくさんある
- 全日制高校
- 定時制高校
- 通信制高校・サポート校
中学が不登校でも、行ける高校はあるので諦めないで!
- 勉強が遅れている
- 出席日数が足りない
- 内申点がもらえない
- 学校に行けない
こんな状態でも、高校進学やこれからの出会いでいろんな道が開けます!
僕も中学校は行けなかったけど高校は通えてるよ!
親はつい勉強の遅れを心配してしまいますが、勉強の遅れはあとで取り戻すことができます。
不登校生を受け入れている学校は、勉強が遅れているのを理解しているので中学の勉強からやりなおしてくれるところが多いです。
あまり焦らずいきましょうね。
- 1日体験、見学
- オープンスクール
- 合同説明会
- パンフレット、ホームページ
学校がなかなか決まらない時には、見学やオープンスクール、1日体験に参加すると学校の雰囲気がつかみやすいです。
息子は1日体験に行って行きたい学校が変わりました!
見学やオープンキャンパスでは、個人面談があり、進学先についての話も直接質問できました!
全日制高校と定時制高校の見学会やオープンキャンパス情報は、中学校からプリントで届きます。
通信制高校は中学校から届かないので、パンフレットに入っているオープンキャンパス予定表を確認してくださいね!